トイレに入る時、誰かに見られるわけにはいきませんから必ず鍵を閉めて入りますよね?(一部のご家庭では解放的にドアを開けっ放しという事もありますが・・)
もちろん家の中だけではなく、外のトイレに関しては誰が入ってくるかわかりませんので、鍵ももちろん閉めるでしょう。ですが、不幸なことにもしトイレの鍵が壊れてしまったらどうなるでしょう・・。
「トイレの鍵が壊れて数時間閉じ込められた」
親の親の代から住んでいる木造の一軒家。閑静な住宅街で、休日に家族は皆出かけてしまっていた。一人残った娘さんがトイレに入り、家族は誰も居ないけれどいつも通り中で鍵を閉めました。しかし、トイレから出る際になんとドアノブが外れてしまった・・・!ちょっとトイレをするつもりだった為、携帯も持っておらず、鍵を壊そうにもドリルや工具がトイレの中にあるわけがなく。
閉じ込められた娘さんはとりあえず大声で叫んで近所の方に助けてもらおうと考えたらしいのですが、窓のないトイレで、昼間の休日・家と家も離れた位置にあると思い早々に諦めたそうです。
ドアノブをガチャガチャ外そうとしたり、力いっぱいひねったりしても鍵は取れなかったそうで、結局夕方ころに帰ってきた家族に業者を呼んでもらって救出されたとのこと。。それでも6時間ほどは閉じ込められたとか。幸いにもトイレには手洗い器がありそこから水分の補給をしていたそうですが、それでも大変心細かったことでしょう。
なぜ鍵が壊れたのか
トイレの鍵は一見簡易なようにみえて、作りや材質はしっかりしたステンレス製のものだったりします。また故障しているドアノブの場合、ドライバーでノブを外したとしても知識がなければラッチボルト・デッドボルトを動かすことができない場合も。最悪の場合は何とかドアを破壊する、ラッチ付近からこじ開けるなどせねばならず、非力な女性の場合は大変難しいでしょう。
今回のケースも、長く使ったトイレのドアノブが経年劣化で故障した事が閉じ込めらた原因となっています。トイレやお風呂の鍵は実は玄関の鍵よりも壊れやすい物です。特にトイレは、家族全員が何度も鍵を開け閉めするわけですから、当然消耗も早くなります。耐久性も玄関錠よりは弱く、またお風呂場では水に晒され続けていますので、錆びが侵食するとポロッとドアノブが取れてしまう事も。
お風呂場ではドアに目隠し用のポリスチレン型板・化粧板部分がある事が多く、最悪の場合は蹴破るなどして避難する事もできます。避難用・救出用に取り外しができる場合も。
トイレの場合、その他の部屋と同様の木製のドアがついている事が多く、鍵が壊れてしまった場合、出るには少々難しい場合もあります。
閉じ込められない為に
家の様々な鍵、トイレに限らず窓の鍵なども経年劣化により壊れていきます。いざ壊れてしまった時、こうした閉じ込められる事態になる事も。幸いにもご家族・同居人がいたり、窓があった場合には助けを求めることも出来ますが、一人暮らしの時は大変です。鍵の劣化具合は常に確認、1人暮らしなら鍵をかけずに入ってもだれもなにも言わないですし、また携帯を持って入るようにしても良いでしょう。